再発の十二指腸がん、腫瘍マーカーが激減!

  • 70代男性

70代の男性の患者様のご紹介です。

この方は手術で十二指腸癌がきれいに切除でき、念のため抗がん剤をしていましたが、術後半年を経過した頃から腫瘍マーカーが上昇し、リンパ節への再発が判明しました。

抗がん剤を変更して様子を見るも上昇は抑えられず、MAX500台まで上昇し、何か他に出来ることはないかと探されて、お電話をいただきました。癌の勢いが勝ってしまっている状態から改善のサイクルに切り替えることがまず初めのステップで、抗がん剤との相乗効果で、少しでも良い方向に向かえばとご説明をしました。

開始後まず初めに感じられたことは、体温が少し上がられたことです。体温の上昇は免疫回復にもつながるので、良い傾向だと思います。始められて早い段階で、よい兆しを感じてもらえることは、嬉しいです。生活面では人参ジュースを飲み始めたり、お魚中心の和食に切り替えたり、塩分・糖分も控えられていました。

たくさん努力されていることを聞いていたので、次の検査で少しでも良い傾向が見られたら良いなと思っていた時に、「腫瘍マーカーが500台→48まで激減していました!」と嬉しいご報告をいただきました。腫瘍マーカーは指標のひとつではあり、次のCT検査の結果と合わせた総合的な判断が必要だとも思いますが、今まで上がり続けていたマーカーが10分の1以下まで低下するのは、すごいことだと思います。

改善のご報告をいただくといつもとても嬉しいです。まだ途中経過だとは思いますが、このままがん克服までがんばってほしいと思います。