がん治療とは｜【公式】がんリセット療法®｜最新がん治療ガイドライン・がん治療のセカンドオピニオン

がんの始まりは、遺伝子の損傷

人間の細胞は約60兆個といわれています。これらの細胞は発がん物質などが原因で遺伝子に傷がつく危険があります。遺伝子に傷がつくと、細胞をがん化させてしまうのです。

一方、私たちの身体の中には、遺伝子の傷を治す仕組みも備わっています。何らかの理由でこの修復力が落ちた場合や、修復が追いつかないほどの遺伝子損傷を受けた場合、細胞が分裂を繰り返し、遺伝子損傷を受けた細胞が、長期間われわれの体に居続けることになります。

しかし、遺伝子損傷を受けたからといって、すべての細胞ががん化するのではありません。がん遺伝子やがん抑制遺伝子と呼ばれる特殊な遺伝子が損傷を受けた場合のみがんになるのです。

さらに、正常な細胞の一部ががん化しても、免疫の働きが十分に発揮されれば、がん細胞を死滅させ、本格的ながんに発展するのを防ぐことができます。こうした生体防御のシステムを打ち破って、がんとして発症するまでには10年、20年という長い年月がかかると言われています。

約60兆個の細胞が入れ替わっていくうちに、
たった１つの細胞の中のたった１つの遺伝子に異常が生じることが、
発がんの第一歩です。

遺伝子の損傷により
生まれたがん細胞は、
どのような性質を
持っているのでしょうか

栄養を吸収し、勢いを増すがん細胞

がん細胞はいったん誕生すると簡単には死にません。また、がん細胞は活発で、生命力が強く、激しく増殖していきます。
がん細胞は自ら「新生血管(腫瘍血管)」を作り、体内の栄養や酸素をどんどん吸収し、勢いを増していきます。がんの進行とともに身体が痩せていくのは、がん細胞が他の正常な組織に必要な栄養を奪うためです。

どんな所にも入り込むがん細胞

がん細胞は血液やリンパの流れに乗って住みやすい場所を見つけ、どんな所にも入り込み転移します。さらに、その後も増殖を続け、転移を繰り返していきます。
また、体の中の栄養を吸収しながらがん細胞が増殖転移していくことにより、全身状態が低下していきます。全身状態が低下することにより、血液の流れが悪くなり、臓器の動きも滞ってしまいます。

現在、がんを克服する
ためには、
どのような
治療がおこなわれているの
でしょうか

がん標準治療とは

現在、がんと診断されたら最初に検討する、外科療法・放射線療法・化学療法、これら3つを総称して標準治療と呼びます。また標準治療は、病状に応じていくつかの療法を組み合わせることもあります。

1

外科療法

がんの病巣を切除し、その臓器の周辺組織やリンパ節に転移があれば、一緒に切り取ります。早期のがんや、ある程度進行しているがんでも、切除可能な状態であれば、手術が積極的に行われます。がんの塊を一気に取ることができるため、検査ではわからないごく小さな転移がなければ、完治の可能性が高い最も有効な治療法です。
2

放射線療法

がん細胞に放射線を照射して、死滅させる局所療法です。治療前の検査技術や照射方法の進歩によって、がんの大きさや位置を正確に測り、病巣にミリ単位の正確さで照射できるようになり、効果は格段に向上しています。
3

化学療法

抗がん剤によってがん細胞を死滅させたり、増殖を抑えたりする治療方法です。血液を通して全身をめぐるため、ごく小さな転移にも効果があります。また最近では、がん細胞だけを狙い撃ちする分子標的治療薬が使用されることもあります。

がん標準治療では患者様の
「がん細胞のタイプ」と
「増殖力の強弱」が、
がん克服の可否に大きく
関わります

個々で異なるがん標準治療の改善率

昨今では医学の進歩により、標準治療は確実に成果を挙げています。しかしながら、実際の医療現場では、標準治療での改善率は約3割と言われています。この現状こそが、がんは未だ克服が難しい病気と言われる理由です。
では、なぜがんは克服が難しい病気なのでしょうか。

がん宣告を受けたなら、患者様の身体には「発がん・増殖サイクル」の土壌があるということを、まず自覚しなければなりません。そのため、がんを克服に導くためには「身体の中から、がんを完全に無くすこと」と、「がんを発生させない身体に戻すこと」の２つが患者様の治療課題になります。
しかしながら、同じステージのがんであっても、患者様の「がん細胞のタイプ」と「増殖力の強さ」の違いで、標準治療の改善率は個々で大きく異なります。

では、がん治療の効果に不安や不満のある７割の方が、がんを克服するためにはどうすれば良いのでしょうか。